RC-NET(レイプクライシス・ネットワーク)より
私たちは、直接相談を受けることも、あなたのもとにかけつけることもできません。
ただ、あなたの生きるこの地球上、そして地域の中に、あなたの声を聞きたいと思い、あなたが生きる姿を見たいと感じ、そして一緒に生きている、沢山の仲間がいることを伝えたいと思いました。
レイプは特定の人間に起こる物珍しい出来事ではありません。被害にあったということは、けっして被害者に非があったからではありません。レイプについて考える時、私はいつも思います。「この問題に、第三者なんているのだろうか」と。
私たちは、すでに同じ場所で生きています。あなたは一人ではありません。私たちは、ここでこうして、出会う事が出来ています。
全てのレイプサバイバーのために。そして私たち自身のために。
RC-NETでは、団体や組織の垣根をこえて、「レイプ」という存在、そしてそこから、生きていく仲間のために、必要な情報を提供し、そして社会一般へのアピールをしていきます。
・ポータルサイトによる、性被害に関する情報収集・情報提供
・アンケート結果から推定される必要諸機関に対する「紹介状」の発行
・体験談の募集。蓄積された体験談を手記として発表
・性暴力に関わる団体等の連携、フィードバック機能の強化
・ 社会一般に対してレイプ・性犯罪に対する知識・意識の向上を図るための企画・運営・研究
「レイプ」というものを考える時、どうしてもその前で無力感にさいなまれることがあります。「どうやったらこんな犯罪を無くすことが出来るのか」「どうしたら、こんな状況から抜け出すことが出来るのか」と。それぞれの立場で、それぞれの場所で、みなさんに出来ることが、沢山あります。
こうして、ここを訪れてくれたこと、それがまず第一歩のあなたに出来たことです。
ここにある情報やリソースについて、ご自身で租借し、いいなと思ったらそれを、実践してみたり、周囲の人に対して伝えるなど、ご自身の生活の中で、発信していってください。
・体験談を送る
レイプ被害というのは、なかなか人に語られることの少ないものです。
その中を生きてきたあなたの声を聞くということは、私たちにとって、そして社会全体の多くの人々にとって、とても大切で、貴重なものです。
もしあなたがレイプに関わる体験を持っていて、それをここで語ってみる、綴ってみようかなと思われたら、その体験を私たちにシェアしてください。
もちろん個人情報の保護等に関しては最大限配慮します。
RC-NETでは、そうした当事者の声を集め、冊子を作るというプロジェクトをしています。
実名の公開や被害状況の詳しい開示などは基本的にしません。あなたが「安心」と感じる範囲で、私たちにその声を、届けてください。
(※啓発資料等への掲載は、その旨同意をいただいた方のみとなります。)
・ボランティアで関わる
RC-NETを運営するにあたり、データベース作成、イベント時の運営、フライヤー等資料の作成、web管理、事務など、多くの場面で手助けをしていただける方を求めています。
実際に何か出来ることはないか、と考えられた時には、ぜひRC-NETの運営ボランティアとして関わってください。
・寄付・協賛をする、会員になる
個人・団体、企業問わず、寄付や協賛、そして会員を求めています。
今後、レイプサバイバーにとってより有益な情報提供や取り組みをしていくにあたり、それらには多くのお金がかかります。
それらを支えてくれるのは、みなさんからの寄付や、会費になります。とりあえず一度、という方は寄付を、そして、今後継続して支援していただける方は、会員になってください。
・寄付
随時募集しております。(一万円以上の寄付の場合は年度末に寄付金の使途についてメールにて送らせていただきます)
Just Givingに登録しています。
ぜひご寄付orチャレンジで応援してください。
・会員
団体会員(1万円)、維持会員(5千円)、賛助会員(3千円)
郵便振替 00980-8-194971 (レイプクライシス・ネットワーク)
郵貯普通預金 14190-82780161 (レイプクライシス・ネットワーク)
・出会う
レイプ、性暴力、と言っても、本当に多種多様です。一人として同じ人間はいないように、レイプサバイバーだってそれぞれにいろいろだし、支援の形もいろいろです。
多くの人や、支援機関との出会いを持つことで、ご自身なりの「出来ること」を見出してください。そのために、このRC-NETがなんらかの手がかりになれば、とても嬉しいです。
・団体情報
団体名:レイプクライシス・ネットワーク(略称:RC-NET)
代表者:岡田実穂 連絡先:rc-net@goo.jp
2012年収支(PDF)
RC-NET規約(PDF) |